ラクなのにキマるブラ開発ストーリー
デザイナー Profile: 服飾専門学校を卒業後、ナイトウェアの企画、下着の販売、メーカーや商社のデザイナーを経てMICに入社。日々”誰かの幸せになれる物作り”をモットーに仕事に奮闘中！プライベートではピラティスとドライブに夢中。
パタンナー Profile:服飾専門学校を卒業後、アパレルブランドのパタンナーを経て、MICの前身となる会社に入社。企画アシスタントとして業務をスタートし、パタンナーに。現在はデザインも行いOEM（相手先ブランドによる製造）では、数々のヒット商品を生み出す。趣味はパリの街歩き。コロナ禍が落ち着いた後の渡仏が楽しみ。
求めているのは「楽」と「綺麗なシルエット」の両立
青：インタビュアー デ：デザイナー パ：パタンナー
―――開発のきっかけは？
デ：開発のきっかけは、授乳を終えたばかりの知人から、「この時期にどういうブラジャーを着けたらいいか教えてほしい」と聞かれたことです。
女性にとってブラジャーは、その時々のライフステージならではの活動や悩みと切っても切り離せない関係にあるのだと、改めて気付かされました。思春期から大人に成長する過程、その後、人によっては授乳期を経て、年齢が上がると下垂の問題も出てきます。ライフスタイルや体の変化に応じて必要なブラジャーは違ってくるので、適切に選べなくなってしまうのも当然です。
―――生理前後でも、いつものブラジャーではキマらないなと感じることがありますよね。
デ：そうですね。リサーチをしてみると、「楽で綺麗なシルエット」のブラジャーを求められているのは、授乳後に限ったことではないということが分かりました。
大人が求める理想のバストをかなえるラクなのにキマるブラ
幅広い世代の体とライフスタイルにフィットするブラジャー
―――幅広い世代に向けたブラジャーということですか？
デ：はい。「女性には、クローゼットにある下着を一掃するようなタイミングが訪れる」という仮説のもと、様々なライフイベントを経験する20後半～40代をターゲットに、快適かつ美しいバストを保つノンワイヤーブラの開発に乗り出しました。楽なだけのカップ付きキャミソールとは一線を画す、美しさも妥協しない商品を目指しました。
―――ラクなのにキマるブラの開発にはどのくらいの期間かかったのでしょう？
デ：念入りな市場調査の後、試作とフィッティングを繰り返し、デザインと機能面の細部を詰めて、商品化されるまで約1年です。マーケティング面もおろそかにせず、自信のある商品が誕生しました！
身体に優しくフィットし、美シルエットを実現するブラが誕生
着け心地もシルエットもよくばりたい
―――開発で大変だったことはありますか？
パ：着け心地とシルエットを両立させなければならないので、カップに使用するウレタン素材の選定には苦労しました。柔らかいだけではカップが脇まで広がってしまい、綺麗なシルエットを保つことができません。
ウレタン素材と、その間に挟む保型を目的とした素材の組み合わせを何通りも試し、フィッティングを繰り返しました。
―――その結果、着け心地とシルエットの両立を叶えたのですね。
パ：はい！最後の最後まで妥協せず、ついに納得できる仕上がりになりました。
デ：ベースとなるカップは、特許を取得しているMIC独自の３D立体構造のカップを使用しています。これにより、ワイヤーがなくてもバストが横に流れることなく綺麗なバストラインを保つことが可能になりました。
―――最後に、それぞれのこだわりポイントを教えてください。
パ：アジャスターがなくてもフィットするストラップです！ストラップの調節アジャスターは、肌へのストレスや服のシルエットに影響します。着心地とシルエットにこだわるために、できる限り大勢の社員にフィッティングしてもらい、最適な素材と長さを選定することに成功！これにより、着心地が大幅に改善されました。
デ：こだわりは沢山ありますが、サイズ選びに困らないように、一般的なブラのサイズではなくＳ・Ｍ・Ｌ・ＬＬという設定にしたことですかね。バスト変化の大きい時期でも、簡単に気軽にフィットしたものを選んでもらえるようなサイズ展開にしました。
ブラジャーにはそれぞれお揃いのショーツも展開
カップ裏は吸汗速乾素材でさわやかな肌触り
脇高設計で段差になりにくい
やわらかいフィット感と軽さを実現した、毎日着けたくなる普段使いにピッタリの商品です。
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